BizStationはMicrosoft Windowsの32Bit環境で動作する、データドリブンスタイルのユーザーインターフェースを採用した販売管理アプリケーションです。BizStationを利用すれば、顧客、販売、仕入、受発注、見積、在庫といった処理を、非常にビジュアルで直感的に操作することが可能です。
BizStationでは、Windowsのファイルシステムのようにフォルダを作成してデータ (レコードと呼びます) を格納することができます。フォルダにはフォルダも含めることができ、階層化することが可能です。データは、得意先、仕入先、商品、担当者といったものが対象です。フォルダによる階層化により、目的の商品や得意先をすばやく探したり、グループ化して集計することができます。フォルダによるレコードの管理はBizStationの非常に大きな特徴です。
BizStationの売上、仕入、受注、発注、在庫はすべて連動しています。売上を上げれば在庫が減り、仕入が発生すれば在庫が増えます。一度登録した伝票を削除しても問題ありません。在庫はきちんと増減されます。同じように、受注残数や発注残数も管理されています。使う方は、訂正や修正を時間の前後にとらわれることなく安心して行うことができます。
BizStationは従来の販売管理とは、違ったエクスプローラスタイルで管理を行います。それにより、強力な顧客、仕入先管理を実現しています。
 コンセプト
BizStationはこんな発想から生まれています。
- 得意先を目的、地域、状態などに合わせて分類できないかなー
- 商品をメーカー別に入れ物を分けて探しやすくできないかなー
- 得意先を選択右クリックすると、メールの送信、宛名印刷、売上、見積、受注なんかのメニューがでてきてすぐにそれができたりして
- 分類した（グループ）フォルダ全体にメールや宛名印刷できたらすごいなー
- こうなると、会社みんなで使わないともったいないなー
- 重たいソフトはいやだな。使うのが面倒だもん
- 締め処理だのなんて、面倒だなー
- 得意先コードで覚えられないし、お客さんに聞くのは失礼だと思うな、物みたいで
- 自宅から電話回線でデータが見られないかなー
- 伝票入力専任者っての困るなー みんなができないと
- 在庫管理はしっかりしないと、無くなったのか、間違えたのかなんだかわからない
- 見積とかってメールで送れると簡単でいいんだけどなー
レコード
得意先、仕入先、商品、社員といった従来で言う台帳の１ページに相当する要素をレコードと呼びます。レコードは次に説明するフォルダやショートカットともにさまざまな要素でグループ化できます。
ショートカット
得意先、仕入先レコードは、それを指すショートカットを作成できます。ショートカットへの処理は、実態のレコードの操作に置き換えられます。
フォルダ
得意先、仕入先、商品、社員といったレコードは自由にフォルダを作成して、階層化し、分類することができます。また、ショートカットと合わせてさまざまなグループ化が行えます。
締め処理
一般的な販売管理にみられる、日次更新、月次更新、請求締処理といった、締処理はBizStationには存在しません。伝票を登録した時点で自動的に集計されています。いつでも、さまざまな集計表を即座に閲覧できます。ただし、在庫のみ年度末に繰越処理が必要です。
ネットワーク構成
論理ネットワークの形式として、ピアツーピアー型ネットワーク、ドメインコントローラにより管理されたクライアントサーバー型ネットワークのいずれのネットワーク型も対応します。さらにWindows
ActiveDirectoryによる、アプリケーションの公開や割り当てに対応し容易にクライアントにアプリケーションを配布、更新を行うことができます。
ネットワークデータアクセス
BizStationはネットワーク環境にてデータを多くのユーザーで共有しながら作業を同時に進めることができます。Standard
Editionでは、クライアントコンピュータのデータベースエンジンによるファイル共有モードで動作します。
Enterprise Editionではデータベースサーバーによる高速でストレスの無いクライアントサーバーデータアクセスを実現しています。
基本的なCRM（Customer
Relationship Management)
販売管理は最もBasicなCRMです。顧客の残高、販売記録、見積といった内容を、多くの社員が共有し担当者でなくとも顧客からの問い合わせに対し、迅速な対応を可能とし顧客満足度を高めます。BizStationは、ユーザーがすばやく情報を得るためにユーザーインターフェースに細かな工夫が施されています。
XML＋XSL
= HTML
BizStationの伝票や集計表のほとんどをXML形式で出力することができます。また、XSL（スタイルシート）も用意されていますので、見た目に配慮したHTML形式に変換してメールで送信したり、印刷を行うことができます。この機能は、BtoB
電子データ交換の基礎をなす技術として、まず現状で多くの企業が実際に利用できるものとして捕らえています。
リモートアクセス(Enterprise
Editionのみ)
Enterprise Editionでは、ISDN PIAFS などの64Kbps以上の回線であればBizStationを利用することが可能です。多くの集計を要する処理には、レスポンスに時間がかかりますが、データが増えてもほぼ定速で伝票処理などを行うことができます。
ターミナルサーバー対応(Enterprise
Editionのみ)
Enterprise Editionは、ターミナルサーバーに完全に対応しています。インストールも特別な処理は必要ありません。また、ターミナルサーバーとデータベースサーバーを同じサーバーコンピュータ上で動作が可能です。
アクティブバックアップ(Enterprise
Editionのみ)
Enterprise Editionでは、データベースサーバーのインストールされたコンピュータにて、クライアントがアクセス中でも、安全にバックアップが行うことができる、Continuousオペーレーションバックアップを搭載しています。
オンラインヘルプ
オンラインヘルプは状況に応じて、目的のトピックがすばやく表示されます。また、検索を使うことにより、全文検索を行い目的のトピックをすばやく探すことができます。ヘルプを呼び出すには、どの画面においても[F1]キーを押してください。状況に応じたトピックが表示されます。
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