Transactd テストの実行
Transactd Pluginとクライアントのインストールが済んだら、テスト を実行できます。テストを行うことで正しくインストール、設定ができたか確認することができます。
各クライアントのバイナリにはテストプログラムが含まれています。 テストはMySQL/MariaDBサーバーは動作している状態で作業を進めます。
テストの起動
テストスクリプトは、以下の内容を順に実行します。
- test_tdclcpp_xx_xxm_xxx.exe マルチバイト版テスト
- test_tdclcpp_xx_xxu_xxx.exe ユニコード版テスト(Windowsのみ)
- test_tdclcpp_v3_xx_xxm_xxx.exe V3 マルチバイト版テスト
- test_tdclcpp_v3_xx_xxu_xxx.exe V3 ユニコード版テスト(Windowsのみ)
V3テストはTransactd Version 3.0で新たに追加されたテストです。
Windowsでの起動
クライアントのインストールで解凍したフォルダに移動します
cd transactd-client-[compiler]-[platform]-[version]
テストの起動
TestClient.cmd
最初にホスト名を聞かれるので、Transactdサーバーのホスト名を指定します。 何も指定しない場合は localhostが自動で設定されます。
COMのテストの起動 (COMクライントのみ)
TestClient_ATL.cmd
最初にホスト名を聞かれるので、Transactdサーバーのホスト名を指定します。 何も指定しない場合は localhostが自動で設定されます。
Linuxでの起動
クライアントのインストールで解凍したフォルダに移動します
cd transactd-client-cpp-linux-x86_64-[version]
テストの起動
./exec_test_all.sh
最初にホスト名を聞かれるので、Transactdサーバーのホスト名を指定します。 何も指定しない場合は localhostが自動で設定されます。
Testプログラム
test_で始まる実行ファイルはTestプログラムです。
実行は必ず1つのプログラムのインスタンスで行ってください。複数のインスタンスで 同時にtestを行うと失敗します。また、現在のバージョンではdrop databaseの際に他の クライアントが動作しているとロックされたまま解放できない場合があります。そのよう な場合はサーバーを再起動するか、MySQLコマンドラインクライアントにて
mysql>drop database test;
を実行しデータベースを事前に削除してください。
コマンドライン引数に --show_progress=yes
を追加すると下記のように実行状況をプロ
グレス表示します。
0% 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100%
|----|----|----|----|----|----|----|----|----|----|
************
また、--host=xxxxx
とするとテストを実行するサーバーを指定できます。
テストの中に、データベース名、テーブル名、フィールド名に日本語を使ったテストがあ ります。これらが成功するには、my.cnfにてcharacter-set-serverがcp932またはutf8に 設定されている必要があります。
[mysqld]
character-set-server=utf8