writableRecord クラス

書き込み可能な行のクラスです。 [詳解]

#include <memRecord.h>

writableRecord の継承関係図

公開メンバ関数
void	clear ()
void	del (bool KeysetAlrady=false, bool noSeek=false)
void	insert ()
bool	read (bool KeysetAlrady=false)
bool	read (bookmark_td &bm)
void	save ()
void	update (bool KeysetAlrady=false, bool noSeek=false)
基底クラス memoryRecord に属する継承公開メンバ関数
memoryRecord &	operator= (const memoryRecord &r)
基底クラス fieldsBase に属する継承公開メンバ関数
virtual	~fieldsBase ()
field	fd (short index) const
field	fd (const _TCHAR *name) const
const fielddefs *	fieldDefs () const
field	getFieldNoCheck (short index) const
short	indexByName (const _TCHAR *name) const
bool	isInvalidRecord () const
field	operator[] (short index) const
field	operator[] (const _TCHAR *name) const
field	operator[] (const std::_tstring &name) const
void	setInvalidRecord (bool v)
size_t	size () const

その他の継承メンバ
基底クラス memoryRecord に属する継承静的公開メンバ関数
static memoryRecord *	create (fielddefs &fdinfo)

詳解

書き込み可能な行のクラスです。

このクラスは直接生成せず、activeTable::getWritableRecord()にて取得します。
レコードを読み取りには read() を使用します。その際には事前にキー値をフィールドにセットするか、 read(bookmark_td &bm) メソッド に bookmark_td オブジェクトを渡します。事前にキー値をセットした読み取りは、 activeTable::index() で指定したインデックスにて検索されます。

関数詳解

void clear ( )

virtual

すべてのフィールドの値をクリアします。

memoryRecordを再実装しています。

void del	(	bool	KeysetAlrady = false,
		bool	noSeek = false
	)

フィールドにセットした値で read() を行い成功した場合、そのレコードを削除します。 activeTable::index() で指定したインデックスにて read() の検索が行われます。 通常このインデックスはユニークキーでなければなりません。
KeysetAlradyにtrueを指定すると、現在のフィールドの値でなく、この、writableRecordの親の activeTableにて、最後に処理したレコードの値を使って read() が行われます。
失敗すると例外がスローされます。

void insert

(

)

フィールドにセットされた値で レコードをインサートします。
失敗すると例外がスローされます。
フィールドに値をセットする前に、 clear() を呼び出し予期せぬ値が書き込まれるのを防止することをお奨めします。

bool read

(

bool

KeysetAlrady = false

)

フィールドにセットした値で read() を行います。成功すると trueが返ります。
検索は activeTable::index() で指定したインデックスにて行われます。
詳細なエラーが欲しい場合は、 activeTable::table()->stat() にて取得できます。

bool read

(

bookmark_td &

bm

)

bmで指定したブックマーク値で read() を行います。成功すると trueが返ります。
詳細なエラーが欲しい場合は、 activeTable::table()->stat() にて取得できます。

void save

(

)

フィールドにセットした値で read() を行い成功した場合、そのレコードを更新します。 レコードが見つからなかった場合は insert() を実行します。 activeTable::index() で指定したインデックスにて read() の検索が行われます。 通常このインデックスはユニークキーでなければなりません。
失敗すると例外がスローされます。

void update	(	bool	KeysetAlrady = false,
		bool	noSeek = false
	)

フィールドにセットした値で read() を行い成功した場合、そのレコードを更新します。 レコードが見つからなかった場合や更新に失敗した場合は例外がスローされます。 activeTable::index() で指定したインデックスにて read() の検索が行われます。 通常このインデックスはユニークキーでなければなりません。